旧国道1号線を自作こたつを引いて歩く『こたつで日本一周』くん。 こんな日本一周をしている人はほかにいないので、 いろいろな人と出会いながらの旅になってるみたいだった。 日本一わけがわからない日本一周スタイルだと思うが、 最近では日本一周している人が多すぎるのか、変わったことしてる人も多いのか、 世間的に目立っていないと思った。 まあ、目立ちたくてやっているのでもないだろうけれど。 |
こたつで日本一週くんにも伝えたかった静岡県のここは困るだろうルートを解説
静岡県を人力乗り物などで東西横断するときここのルート選び
日曜日、釣りの帰りに『こたつで日本一周くん』とすれ違ったので、声をかけた。
兵庫県から自作でつくったこたつを引いて日本一周しているのだった。
DIYでこたつをつくったからと言って、そのこたつを引いてどうして日本一周することになるのか? ちっともわからないのだが、話は旅の人に対するものになって、深くこたつと日本一周についてということにならなかった。
聞いても、その謎に理解は及ばないような気もした。
兵庫県からだと出発してからもう何ヶ月もかかっているかもしれないのだが、旅の疲れを感じさせない若者で、余計な心配は必要ない感じを受けた。
ただ、引いているのはリヤカーではないが、リヤカーに近い引っ張り構造なので、道幅を取るのが移動に支障を及ぼす場合があるみたいだった。
まず、出会ったところから東に数分行くと、浜名湖にかかる橋があるのだが、ここは、歩道に沿って左に降りてしまうと、北に、一番近いところは舞阪町から雄踏町に入る橋(雄踏大橋)まで歩かないといけないことになるし、その橋に向かう入り組んだ道を見逃して、おー、浜名湖きれいだな、などと思ってそのまま進んでしまうと、浜名湖を横断できる橋(はまゆう大橋)まで、さらに数キロかかることになる。
旧国道1号線を車道に出て真っすぐ進んで橋を超え、弁天島海浜公園で休んでいく、ってのが東に向かう、一般的に旅人がコースだと『こたつで日本一周くん』に伝えて分かれた。
『こたつで日本一周くん』と分かれたあと、ああ、このことも言っておけばよかったなあ、と思うことがあったので書くのだが、数年前、同じく、浜名湖を超えるところで迷っている自転車ツーリンググループがいたので、声をかけたのだが、彼らはスマホがあるので大丈夫ということを言うので、そうだよなあ、と思って、迷っていたり、困っていそうな自転車ライドの人たちにもう何か言わないほうがいいだろう、ということになっていた。
ネットの情報は多いだろうし、近年自転車で日本一周かなあ? なんて見えるライダーたちは日常的に見かけるようになっているし、スマホがあれば困ることはないに決まっているのだ。
パンクして困っていそうなロードバイクの人を見かけて声をかけたときも、助けを電話で呼んだので結構です、なんて言われたのだ。
パンク修理の道具を持たずにツーリングしてるってのもどうだろう? と思うのだが、みんな全然困らないのである。
心配したり、困っているなら助けまっせ的なこころの持ち合わせは、そういう人たちに邪魔でうるさいことでしかないみたいである。
なので、よほどひどい状況になっていることが見て取れたり、向こうから声をかけてこない限り、こちらからはいかない、という決心で浜名湖あたりを自転車で走っているのである。
が、この、こたつで日本一周ともなると、こちらの想像を超えた困ることもあるんじゃないか? とその興味以外にも感じて声をかけさせてもらったのだった。
で、彼と分かれたあと、ああ、このことを言ってあげたほうが良かったなあ、と思うことがあったので、そのことを書きます。
彼以外の方の参考になるかもしれないので。
静岡県真ん中あたりを東西に超えていくここのルートについて
このことは、自分で経験してホントそう思ったし、10年ほど前に出会った東京から自転車でツーリングしているという2人組と話して、彼らもそう感じたと言っていたし、静岡県を東西に超えていくことにおいて、これは気になることだと思うので、書いておくことにした。
クルマでも、ここのところは、ちょっと違うなあ、と感じるところだと思う。
それは、海側で言うと、大崩海岸と呼ばれるところだし、山側と言うか、峠側では宇津ノ谷峠と呼ばれるところで、過去何度か50cc Honda Gorilla ,ママチャリ、クロスバイクで通るときに困った覚えがある。
どうも、自分としては、行きの西から東への移動のときは、通った時間が早朝だったりしたせいか、なんとか宇津の谷峠のトンネルに入って、おー、こわっ ! などと感じつつも通過できちゃっているのだが、帰りは、ちょっと冷静になって、この道を自転車で行けるものなのか? まじか? ほかに安全そうな道はないのか? と宇津の谷峠のトンネルと大崩海岸の道の手前で行ったり帰たりして、ここでトラックに跳ね飛ばされるわけには以下ないよなあ、なんて考え込んで、通りすがりにひとに、西の方に行きたいんですけど、このトンネルしかないですかねえ? なんて聞くと、ここここ、とトンネルを挿すので、えー、どうしよう? と思ってまた大崩海岸まで戻って、海沿いの道というか、海の上じゃん、という道を長い事眺めていたことがあった。
これは、静岡県としてもと言うか、日本として、そんなに気軽に東京の方まで自転車で来られてたまるか、という政策で自転車が通れないような道しかないんじゃないだろうか? とさえ思ったのである。
で、しばらく眺めていると、やはり地元の人は、大崩海岸川の道でも自転車で通っていく人がいるのだった。
このぐらいここではあたりまえら、と静岡のなまりで声にせず言いながら通過しているに決まっているのだ。
ということで、大崩海岸川の道を自転車で通って行ったりしたのだった。
強風でこのまま海に落ちたらどうするんだろう? とか思いながら。
場所としては、静岡市に入る西から言えば手前のあたり。 大崩海岸は、クルマでもちょっと怖い。 名前からして災難にあいそうなところなのだ。 |
そしてまた、確か、宇津ノ谷峠の上を行く道があることも知っていたが、これまでに一度もそのルートを通ったことはない。
長い坂を登るみたいなイメージがあって、先を急ぐには通らないほうがいいのでは? と思えたし、底に入っていく道がわからない感じだったからだ。
まとめると、トンネルや海の上を行くみたいな道を行くのが嫌な人は、宇津の谷峠のトンネルの上の道を行くのが安全ということである。
オレはトンネルとか危なさそうな道もスイスイ行くぜ、という方は関係ないが、どうも命の危険を感じる箇所なのである。
趣もある所みたいなので、一度自転車で通ってみたいと考えています。
西からだと、ここを通過しても、先には箱根超えが待っている。
箱根超えのほうが、歩道をはじめ道がちゃんとしている気がしたので、その点大丈夫だとは思うが。
箱根は、ママチャリで通ったことがある。
箱根かあ、って思ったが、行くしかなかったので、超えた。
箱根超えの体験はなかったので、こりゃ大変って大して思いもせずに挑んだのである。
ここんとこがこうなっていて、大変大変どうしよう? って思わず進んでいくのが旅だとも思う。
自分を信じていれば大抵なんとかなるものだとも思う。
この記事が、静岡県を通過する人力旅どなたかの参考になれば幸いです。