すげー安物のブリッジだが、ちゃんと使える。 見た目チョーボロいのだが、電気系統とか今だに故障なしである。 もう一本のフェンダージャパンの方は、中古購入で、 スイッチがおかしくなっていたので交換したのだが。 |
持っているとうれしいモノと使って楽しいモノってある
[グレコギター] ブリッジ交換
数年前に自分で購入して交換したのだが、アマゾンバインで入手できたので、長年持っているグレコのテレキャスター・タイプのエレキのブリッジを交換してみた。
そのブリッジはかなり安いんじゃないかと思う。
1000円しない値段のもので、その前に自分で買ったブリッジのほうがつくりはよかった。
それでも、このブリッジもちゃんとイケる。
作りの精度が甘くて、ネジの回り具合がちょっとおかしいのもあったが、許容範囲ということで使うことにしたし、使えるのだった。
自分がギターを引き始めた頃と言うか、ネットなんてなかった時代のことを思うと、ギターの交換パーツもアマゾンで結構手に入れられるようになったし、数年前のことを思うと、交換パーツも安く、色々ある。
中華製のもの、純正フェンダー、ギブソンのものまで、選び放題って感じである。
しかし、購入前に、シビアに交換予定のパーツのサイズを測って買わないと、つかなかった、なんてことになる。
ネットでギターのパーツを買えるっていうのは、その、ギターを引き始めた頃のことを思うと画期的だ。
ギター弦だって安く買えたりもするし、何と言ってもサウンドハウス、すげーな、ということを思う。
サビサビ部分のパーツを交換したくもあるが、検討中。 ビミョーにギターボデイのラインとかが、本家と比べると かっこ悪く見えたりするので、 やっぱフェンダーやスクワイヤーじゃないと、と世間一般的には思われると思うが、 使うとわかるこのギターの凄さがある、と自分では思っている。 まさに魔法のギター。 イッツカインドオブマジック。 レッドスネークかもーん的なマジックである。 |
が、その反面と言っていいと思うんだけれど、町の小さな楽器店は姿を消していったのだった。
ネットショップだけが原因じゃないんだろうけれど、子供の数が少なくなったなんてことも要因として考えられるので、これは仕方ないことかなあ、と思うものの、やはりなんとなく対面で安心してギターの修理なんかを頼めるところがなくなった、ということもある。
今頭に浮かぶ楽器店と言うと、流石に大手ばかり。
大手の金儲け主義的なシステムに乗っけられて、ギター修理を頼むとめんたまが飛び出るような額を冷たい言葉で請求されやしないか? とか思ってしまう。
うーん。
まあ、町の小さな楽器店にしても、修理となるとメーカーに出したりする場合があるだろうし、街の小さな楽器店も、料金はそんなに変わらないと思うものの、大手はいざ修理となると、なんだか不安である。
一応料金表がでているので、このグレコのギターでずい分前からやってもらいたいなあ、と思っているフレットの打ち直しのことも調べてみると、安いエレキギターが買えちゃうくらいの値段である。
ここのところをずっと悩んでいる。
このグレコのギターはジャパニーズビンテージって言えないこともないだろうけれど、早い話、ボロギターである。
じゃあ、どうしてボロギターなのにフレットを打ち直してまでまだ使おうかと考えているのかと言うと、このギターは、ずっと弾いていたくなるほどの魔法のギターだからである。
もう一本エレキはフェンダージャパンのストラトを持っている。
中古で36000円だったかで買った。
買って、おー、やっぱ本家フェンダーはちがうのう、あいきゃんげっのーさてすふぁくしょん、とか言ってしまったものの、ふつーにエレキギターだよね、とそれでいいんだけれど、そのグレコのテレキャスタイプのギターのように、手にすると、ずっと弾いていたくなる、ということはない。
多分、今でもギターを弾いているのは、そのギターを手にしたからである。
ふつーにふつーなギターとだけの出会いがあっただけなら、程よくギターやギターミュージックと距離をつくって付き合えたはずである。
最近14インチタイヤの折りたたみ自転車を買った。
その自転車を買ったことで、もう8年ほども、カスタムやリペアを繰り返して乗りつづけているブリヂストン・クエロがどれだけ自分にとっていい自転車なのか、ということを思えてきた。
その14インチのほうは、持っていてうれしい自転車で、載っていて、そんなにうれしくない、楽しくないのである。
が、輪行で使いやすいので、持っていてうれしい自転車だなあ、ということになる。
持っていてうれしいモノの中に使ってうれしいモノも含まれるが、こういうことがモノ、道具にはあるなあ、ということを最近意識している。
グレコのボロギターは他の人が見て、どこがそれほどいいかわからないと思うが、持っていても、使っても、うれしくなるものなのだ。
ということを最近考えた。
使ってうれしくなるモノとの出会いが多いと幸せかなあ、なんて思いもします。
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