駐輪場からホームを見て撮った写真。 向こう側のホームにも待合室がある。 |
このあたりは、国道40号線と並行して線路が続いていた
2018『天竜浜名湖鉄道線駅を自転車でめぐる』27
この辺りは国道343号線という天竜川に沿ったような道があるのだが、そっちではなくて、天竜川から内陸部、東側に少し曲がってすすんでいく国道40号線にはいった。
豊岡の町並みやら商業圏が国道40号線に並行して見られた。
国道40号線を行く右手に、住宅の向こうに、天竜浜名湖鉄道の線路がところどころ覗いていたので、それを頼りに次の駅『豊岡駅』を探していけばいいだろう、と考えて自転車を漕いで行った。
自転車を漕ぐ少し先に、ワタシと同じように、天竜浜名湖鉄道線駅を自転車でめぐっているらしき若者がいた。
こういうときどうしたらいいんだろう? と思った。
この先、『豊岡駅』で顔を合わせたら、「いやあ、あなたもめぐってますね、天浜線の駅気になりますよね』なんて声をかけても、向こうにしたら「は?」ということだろうし、と思えた。
そちらの若者の感覚では、『天浜線駅をめぐるんじゃなくて駆けめぐるなんだけどオレは』ということになるんじゃないか? ということがまず考えられた。
そしてまた、天竜浜名湖鉄道線駅を自転車でめぐるなんてことはいくら天竜浜名湖鉄道のファンだとしても、トレンドになってはいないので、それをしているとしても恥ずかしくて、「え? ちがいますけど、そんなことしてません』と返されるかもしれない。
それほどのことではないが、気まずいのは確かなので、若者が前を自分のペースで走っていくに任せて、こちらとしてはペースを落とし、間の距離が開いていくようにすすんでいった。
すると、前を行くおニーサンは、国道40号線を右に折れ、線路沿いの道があるかどうか、わからなかったのだけれど、そんな道に入って、そこから『豊岡駅』に行くことにしたんだな、と思った。
ワタシは、まだまだ国道40号線をすすんだ。
で、この辺に駅はあるんじゃないかなあ、と判断したところで線路のほうに行こうとした。
線路のほうと言っても、国道40号線から入って、駅らしいものがありそうなところはなくて、まだまだ先に進んで、これは完全に通り過ぎてるな、と気がついて、ガソリンスタンドの人に訊ねてみよう、ということになった。
このあたりにガソリンスタンドがあってよかった、と思った。
ガソリンスタンドの人が教えてくれた細かいところは、どうもよくわからなかったのだが、来すぎてしまっていることは確かで、やっぱり、ということで戻ってみることにした。
戻っている途中に、あの若者とすれちがった。
若者は、まだ先に行くのだ。
あのおニーサンが曲がったところに『豊岡駅』はあったんだな。
この年2018年にはまだワタシはガラケーで、それでも地図が見られたが、うまく使えない場合が多いので、ガラケーを持って出てきてはなかった。
あのおニーサンはスマホにちがいない、と思った。
うーん。
スマホを持っていれば道に迷わないか、というとそうでもないということがスマホに替えてから思ったが。
天竜浜名湖鉄道の他の駅でもそうだったところがあったが、多くの人が利用する道からわかりにくいところにある駅があるのだった。
知っている人にしたら当たり前のところにあるんだろうけれど、わからない者にはわからない。
『豊岡駅』に着いて、ここは、わからないでもないだろうけれど、やはりわからないよなあ、というのが感想だった。
自転車置き場があり、一般的な駅の感じがした。
動画では、もう少し多く映っていると思うが、お客さんが何名かいたので、写真は2枚しかない。
駅舎というか待合室と言うかっぽい入り口があった。
それでも無人駅である。
電車を待っている人の姿を見ても、ここに観光に来た、って感じの人たちではなくて、フツーに、この地域の人達が利用している駅なんだな、という印象だった。
クルマの駐車場があった。 天竜浜名湖鉄道駅の駐車場ということになるのだろうけれど、 磐田市役所の文字が大きい。 ここのところも、『豊岡駅』の場所とおなじく、わかりにくい。 国道40号線からこちらに目をやっても、駅らしい建物はそんなに目に入ってこない。 この記事を書くためにグーグルマップで確認すると、 駅の隣に豊岡市商工会豊岡市所がある。 それで駐車場は磐田市が管理している、ってことになっているんだろうか。 |
『豊岡駅』を後にして、国道40号線を行くと、途中に『ウエルシア薬局』があった。
ペットボトルのお茶を2本買った。
2018年のこの頃、ペットボトルのお茶を飲むことにハマっていたのである。
安いお茶を2本買った。
ペットボトルのお茶は、売り物だけあって、おいしいものが多い。
おいしすぎて、なにか悪いものでもはいってやしないか、と訝りさえもしたのだが、この頃よくペットボトルのお茶を飲んでいた。
2本買ったから、帰り道でもお茶が飲めるぞ、なんて考えながら、もう一駅めぐろう、と自転車で走っていった。
つづく。
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