元気な明るい青年だった。 いいね ! |
旅人の目的はみんなの夢を富士山に届けることだった
『富士夢まつり』の夢ハンカチ
その日、お笑いライブの前座で簡単な弾き語りをさせてもらっているので、出かけたのだが、浜名湖の橋の上で、え? となる人を見かけて、行き過ぎて、引き返した。
リヤカーに発泡スチロールでつくった富士山を運んでいるのだった。
それは、たとえば、近所の人がそんなものをつくったので、なにかに使う、とか誰かに見せに行くためにリヤカーに乗せて運んでいるのではないようだった。
そういえば、数年前にも舞阪で形は少し違うが、富士山をリヤカーみたいなものに乗せて旅をしているひとに出会ったことがあった。
そのひとは、確か、九州から来たそうで、行先で出会った人たちに夢をハンカチに書いてもらって、そのハンカチを富士山でつなげて、そんなことを映画にする、とかいうようなことを言っていた。
富士山は、おのおのの自作みたいなので、規格品ではないので、形が違うんだろうけれど、その以前会ったひとと同じことをしているのかなあ? とすぐに気づいて声をかけたら、そうみたいだった。
この旅人の名前は、まんざきけんぺいさん。
家は埼玉県。
28歳。
警備会社勤務のかたわら日本一周の旅を続けている。
ということで、なぜ、リヤカーに富士山なのかと言うと、夢ハンカチというものに、各地で出会った人たちに夢を書いてもらって、それを富士山に運ぶ( 夢が天に届くように、みたいなことみたい) という目的のためだった。
同じことをしているひとたちは他にもいて、そんな人たちが富士山で一同に集まる『富士夢祭り』というのがあるらしい。
旅先で、いろいろな人に声をかけてもらったりの出会いがあるのがいい、と話してくれた。
わたしの頭だと、旅の目的がその『富士夢祭り』に起因したことだとしても、そのくくりが、おもしろいイベントのくくりみたいに感じられて、へー、いいなあ、ってことになるのだが、web で検索すると、宗教じゃない、とかいう誤解に対しての記事があったりして、そうかあ、世間はそう見るかあ、とも思ったが、参加する人たちがおのおのの自覚と責任でやっているなら、いいんじゃないか、と思える。
現代美術の形のない作品みたいな印象も受ける。
まんざきけんぺいさんの動画も撮った。
行きがかり上のすれ違いざまだったのでほんの数分間のかかわりだったが、お元気でいい旅を続けていただきたい、と思えた。
たくさんの夢ハンカチを富士山に詰めて、届けてほしい、って思いました。
これがその動画。
御覧ください。
いい旅を!
スマホ AQUOS SENSE SH-01K で撮影。 |
旧国道一号線を自転車で走っていると、たまに、変わった旅をしている人に出くわすことがある。
日本一周している、とかいうひとも夏場なんか多くいそうだが、見るからにおもしろそうなひとには、また、声をかけてみよう、って思っています(笑)。
『富士夢祭り』公式ホームページはこちら : http://www.fujiyume.com/movie.html
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