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その時代の時間の中に入り込む
HAMAMATSU CD & RECORD SHOW VOL.19
3/25 はなかなか午前中からスケジュールが詰まっていた。
自分で勝手に動き方を決めているだけなので、嫌なら行かなくて構わないところが大半だった。
この日25日が最終日なので、覗いていくことにして、30分位、物色していた。
前回に続いて、買うことはなかった。
そこの段ボール箱に詰まっているレコードと長い時間向き合っていると、さすがに買いたくなってくる。
しかし、この日は、背中にギタレレが入ったデイパックを背負っているし、このあとまだ行くところがあって、LPレコード片手に行こう、という気にはなれなかった。
ほしい、と反応したのは、ザ・ゴールデンカップス、ザ・スパイダースのLP がまずで、これを買うなら、ショーケンのLPも見てからにしないと、ああ、でも、自分が欲しかったのは、インデックスのギターポップ、それにロイ・ブキャナンもみたいし、うーん、金があれば、レッド・ツエッペリンのブートレッグ3枚組とか高そうなジャズのレコードをばかすか買うのになあ、という感じでキリがない。
やはり、レコードを買うのは、このあと用事がないときのほうがいい、ということになって、会場のクリエイト浜松をあとにしたのである。
次にいくところで、最近グループサウンズいいなあ、なんて思ってるんですけどね、バンバババ、などと言ってレコードを買ってきたことを話したりしても、その場の空気にそぐわないだろう、と思った。
次に行くところでは、勝海舟が、伊藤博文が、など出て来る会話になってしまうのだ。
やはりレコードは、孤独な個人を癒やす趣味のものなんじゃないか、とか考えていた。
そうして、10代の頃、レコードと付き合ってきた感じがした。
アイドルにしても、今みたいに大勢でうたったりしていなかった。
この間の豊橋 AVANTI で森田童子の曲をカバーしたので、レコードを探した。なかなかいい値段だった。
孤独な魂なのだ。
そして、そのレコードが売られていた時代の時間感覚の中にいる感じでないと、そのレコードを楽しめないだろう、とも思った。
こんなことを言っているが、それでも、ちょこちょことCDやレコードを買っている。
今でもやっている中古レコード店があるし、同じように、他の街でこんなレコードの売り方をしたりしている。
モザイクがしっかりかかっていてわかりにくいが、ここがクリエート浜松の会場。 |
止まっている時間に対してのアプローチだなあ、って中古レコードについて思う。
そして、のんびりした時間がレコードを耳にするのには合っていると思っている。
会場近くに貼られていたポスター。 中古レコードはまだまだ人気なんだろうか? |
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