『自転車乗るお』

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2018年3月5日月曜日

天竜浜名湖鉄道『アスモ前』駅発見で旅気分になれた














日本一前向きな駅はこんなところにあった
天竜浜名湖鉄道『アスモ前』駅に行ってみた
















2018年 3/4中日新聞にこんなふうに載っていた。






















天竜浜名湖鉄道は、地元とも言える路線なのだが、ぼんやりとしかその情報を持っていない。

乗ったことも過去二回あったのか、一回だったのか、というくらいで、浜名湖沿いの道から見える駅を見て、ああ、天竜浜名湖鉄道の駅だ、と思うくらいのことで、長いこときている。

他の交通手段で済んでしまうから、ということと、天竜浜名湖鉄道の駅があるところにとりわけ用事がないため、近くのことであっても、ぼんやりとしたものになってしまっているのだ。

なので、アスモという自動車部品製造会社デンソーの子会社がそこにあることを知っていても、そこに天竜浜名湖鉄道の駅があることは知らなかった。

中日新聞によると、『日本一前向きな駅名』という表現がされていた。

この4月に親会社に吸収され、社名が変わるが、駅名は当面変わらない、という記事だった。

前ばかり見ているのも辛いことがあるだろう、ダジャレかい、などと反射的に思ったが、どこにその駅があるんだろう? ということが私の中でかなり引っかかった。

頭の中を探っても、JR 新所原駅からアスモまで、どこに天浜線の駅があるんだろう?

そのあたりをクルマやバイク、自転車で走っていたことがあっても、しっかりと見落としていたのかもしれない、と自分の記憶力に対する不安も感じる記事だった。














この日は、かなりの陽気の良さで、午後、自転車で出かけることにした。

自転車ポタリング。

自転車ポタリングをしながら、春を感じる花なんか見つけて写真に撮ろう、と思った。












脚を伸ばせたら行ってみるか、と天浜線『アスモ前駅』のことも視野に入れて、なんとなくJR新所原駅方面に向かう感じで、のどかなところをポタリングして行った。














浜名湖があり、古いまんまの通りがあり、広く畑が続き、川が流れ、鴨やら水鳥たちの姿が見られた。















例えば、クルマでこの辺りを走っても、用事がこのあたりになければ、早く過ぎていくことくらいしか思わないかもしれないのだが、自転車で走っていたりすると、こんな景色もいいじゃないか、という気持ちになってくる。












いつもだったら、帰るか、という時間になってから、その『アスモ前』駅に向かうことにした。















まず、天竜浜名湖鉄道『大森』駅という駅があるのだが、そこから『アスモ前』駅はどういけばいいのだろうか ?  と見当をつけてみることにした。

こういう場合、私はスマホをもっていないがパソコンはあるので、ググって、行こうとするところ周辺の地図をプリントアウトして、その地図を頼りにしたりするのだが、今回そんな準備はせずに出た。

駅だから、行けばわかるだろう、という考えだった。













『大森』駅の駐輪場にあった、周囲の地図や観光案内



















『大森』駅の案内に載っているところは、大体わかるし、行ったことがある。

わからないのは、『アスモ前』駅だった。

そこから西に、線路伝いに行けば確実に『アスモ前』駅に行くことができるのだが、線路脇の道も、線路を見ながら行くことができる道もなかった。

林というか藪と言うに覆われていた。

どうなっているのか、そのあたりのことがさっぱりわからない。

やはり、スマホがあれば、このあたりの航空写真なんかでも確かめられちゃうのだがないので、JR 新所原駅に向かうことにした。

JR 新所原駅から、『アスモ前』への道があってわかるのかもしれなかった。

JR新所原駅に向かう途中、アスモの工場が見えた。

JR新所原駅まで行かなくても、アスモ社屋周辺のわかりやすいところに『アスモ前』駅はあって、目に入ってくるはずである。

が、そんなところはないのだ。

アスモ正門前がここだから、あ、駐輪場や駐車場があるからここの向こうに駅があるんだろうか ?  そうかあ、入り組んだところに駅があるので、よーく見ないと駅がわからなかったのか、などと考えながら入っていったその先はやはり民家で、そこはフツーにアスモの駐輪場や駐車場だった。

さっぱりわからない。

多分ここが線路が通っているんじゃないだろうか? と思われるところは、斜面の下の林というか藪と言うかが覆っているところで、そこに行く道は、あっても、そのさきが行き止まりになっていたりしていそうだった。

うろうろぐるぐるした。

土地の人に聞くのが確かだろう、と犬を連れた人を見つけて、訪ねてみて、そーかあ、そうなっていたのかあ、こっちかあ、とアスモ工場を分断している道に入って、坂を降りて、あ、こっちじゃない、と引き返して、坂を上がって坂を降りて、線路を発見した。

こんなところに来たのははじめてだった。

こんな景色がここにあったのか、という感じだった。

線路を超えることができる道を見つけたのだが、越えて、その先、線路沿いに行く道は舗装されてなくて、大丈夫なんだろうか? という気がしたが、教えてくれた人は、確か、線路を超えて行ける道があるぜ、と言っていたので、行ってみることにした。ここまで来て、わからなかったから帰るか、という選択はまだ早いだろう、とか思って行くとすぐ、あれがその駅なんじゃないだろうか? という感じのものが見えてきた。

私が思っていたのは、新聞に『アスモ前』駅のことが載って、日曜日なこともあって、多くの人がそこで記念写真何か撮っちゃったりしてて、ごった返しているんじゃないのかなあ ?  という光景だったのだが、人の姿はなかった。

あ、こっちに行く道がある、と舗装された道に出て、そちらに向かい直すと、山を切ってつくったような長方形の平地のかどに電話ボックスがあった。

確実にここが『アスモ前』駅だった。

こんなところに。

駅の裏は、グランドになっているようだった。

アスモという会社の大きさがわかる。

無人駅のプラットホームに立ってみると、こんなところまで来ちゃったのかという旅気分になれた。

はじめての景色だった。

せっかくなので動画を撮ることにして、撮っていたら、電車が来て、しばらく停車していた。














この先の途中からの線路を超える道で、ここまで来た、












帰ろうとしたときに光が灯った。
無人駅でも駅っぽい、と思った。


















帰り道、畑の脇の道を行ったら、『大森』まですんなり行くことができる道だった。


ホントに、はじめてのところだった。

クルマなどの道と違うところを行くのが天竜浜名湖鉄道なんだなあ、とか思えた。

近場でも、知らなかった景色が見られるかもしれない。

計画を立てて、天竜浜名湖鉄道に乗って行くのもいいかもしれない、なんて思いながら自転車をこいで帰ったのである。

かなり遠くまで行った旅気分。










天竜浜名湖鉄道 HPhttps://www.tenhama.co.jp/about/station/




















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