私の場合、カード社会の意外な落とし穴
私が直面した危機
その日は薬局に行くことがあった。
その店では、カードが変わるということで、新カードの案内のチラシが貼ってあったりしたものだから、どうせ変えるなら早く済ませておこう、とレジのところで必要事項など記入して、新しいカードを財布に入れて店を出た。
次に寄ったのは、デンキ店である。
パソコン・マウスを買う予定があった。
うーん、そうかそうだなあそうだったのかあ的に決定して、マウス片手にレジに向かった。
店はその時空いていた。
レジは2人の女性店員がついていて、ひとりの女性はよく見る顔だった。
もうひとりは、はじめて見る方だった。
よく見ていた方の方のレジに行くのが順序かなあ? と思ったが、近いのははじめての方の方だったので、そこにマウスを置き、財布を出して、そこのデンキ店の割引カードを出そうとしたときに声を掛けられた。
00のカードお持ちですか?
それを今だそうと探していたのに突然そう言われて、あたふたしてしまい、声が出た方に目お移した瞬間、手にしていた何枚かのカードを手から飛ばしてしまい、財布から小銭をぶちまけてしまい、他の店員が拾いに駆けつけてくれたりして、事態は収まった。
なんてわるいタイミングで声を掛けてくるんだろう ?
そういう人はいるからなあ、この店で接客に慣れていそうな、顔を知っている人の方のレジに行くべきだったなあ、とか思いながら、支払いを済ませた。
やっぱり amazon とかオンライン・ショップで買うべきだよなあ、とか思いながら次に向かったのは、その店のトイレだった。
そして、出て、通路で、財布の中を確認すると、れれれれ! 次に向かう予定のイオン系スーパーのカードが財布に見当たらない!
え? なんで?
頭の中で素早く2つのシーンが浮かんだ。
薬局でカードをつくったとき、
さっき、財布の中身をぶちまけてしまったとき、
この2つしか、財布を開いたときはなかった。可能性としては、さっきぶちまけてしまったときに、カードを拾い忘れた、ということが考えられる。
店に戻って、いらっしゃいませ、などと言う店員とは目を合わさずに、ぶちまけたあたりの床に目をやった。
店のレジをおく台の構造は、床にピッタリ下の面がくっついたものなので、カードがそこに入り込んでしまった、ということもなさそうに思えた。
そのカードだけ、ピューンと何処かに飛んでいってしまったことも考えられる。
しかし、そこで、SDカードやら電池の安売り品に目をやらず、床をジロジロ見ていたら変な人だろう、と思い当たって、店を出ることにした。
おかしいなあ。
薬局で落としたとして、また行くのも面倒くさい。
薬局で落としたのなら、カードをつくるときに住所や電話番号を書いたので、連絡があるかもしれないなあ、と考えた。
もともともって家を出なかった可能性も浮かんだが、それはないだろう、とすぐ打ち消した。いつも財布に入れてあるのだ。
イオン系スーパーのレジで支払っているときに、「カード落としちゃたみたいなので、またつくってくれますかねえ?」とレジの女性に聞いて、家に帰って探してみて、なかったら、またカードを作ることにしよう、ということにして、帰った。
家で、なくしたポイントカードに入っていた金額のことなど思いながら、買ってきたものを冷蔵庫に入れていたら、なんと、カードやら、小銭やらが、持ち歩いていたデイパックの下の方からでてきた。
なーんだ。
デンキ店でぶちまけてしまったときに、手に持って、開いていたデイパックの口からカードと小銭が入り込んだのだった。
やれやれ、ってほっとした。
タイミング悪く声をかける人がいるのだ、ということと、自分の場合のカード・トラブルの程度を思った。
クレジット・カード審査に落ちる人のカード・トラブルはこれくらいのことで、良かったのかもしれないが、これからは、財布を2つ持つようにして、カード管理もキチンとしよう、って決意したのである。
ちなみに、意外な落とし穴はデイパックの中だった、ということでまとめようと考えました。
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