地域の寿命
この間豊橋に行った時の写真があったので、その時のことを思い出したりして、街に関して書こうと思う。
豊橋も浜松も、街中の活性化を目的に、なにかとJR駅近くでイベントをしたりしている。
イベントすることを続けている、といったほうがいいかもしれない。
そこに、昭和の時代、戦後、物や風俗や情報を求めて人が通うほどに足を運んでいたのが、豊橋や浜松の駅前だったのだが、物にも情報にも困らなくなって、以前ほど人の姿がなくなった、というのが現状だと思う。
そうなっていく過程で何を私が勝手に思っていたのかというと、人が集まる地域、その土地なんかの寿命ってあるのかもしれない、って思っていたのである。
人が集まるのは、駅前の土地から、離れた郊外にデンと現れたショッピングモールに移っていったし、人の興味も様々になって、地方都市駅前に集中することもなくなっていった。
駅前の次はその周辺へと、ひとが集まっていくところや、なにか新しくできる場所・施設は移っていく感じがあった。
そこに人が集まらなくなれば、また別にそんな場所ができるのかもしれない、とか思っていた。
端から見ていて思っていたのは、寿命を迎えた街に人が集まっているのは、交通の関係や、街を舞台としたイベントがあれば、そのイベントが何か確かめようとする人の姿ではないだろうか? ということだった。
豊橋も浜松も、街中を舞台にした祭りがあるが、その他に、大掛かりなイベントで人を集めようとしても、その目新しさって必要だろうし、自分の場合で言うと、それで動かされるということは、殆ど無い。
今の街の魅力ってなんだろう?
非日常的なその日限りのもの、ことでなく、そこにいたくなる街の魅力って必要じゃないだろうか?
豊橋も浜松も、お酒が飲める店があることくらいなんだろうか?
物の値段が下がっていて、物を売るよりも、単価の高い飲食店が増えたみたいなのだが。
人が集まるのは、もう、大都市だけになっているのかもしれないなあ、とか街に関してあれこれ思うのだった。
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