ENERGISH GOLF の刺激的な夜。
7/15 浜松・ESQUERITA68
浜松市西区大平台にある エスケリータ68 というライブもあるし、喫茶店、ベーグルが有名だったはずで、もちろんベーグルもあるが、浜松餃子もあった店にライブを観に行っ
た。
ESquerita 68 |
今年秋の美術イベントに、この夜出演のマッスルNTTなどズさんが出られることが決定した。
観に行こう! だった。
その後登場するENERGISH GOLF のことは、頭になかった。
もちろんマッスルNTTなどズさんは、いいライブをしていた。
その感じがいいのだ、と納得した。
で、エスケリータ68さんとしては、こちらのENERGISH GOLF さんも当然観て欲しかったのだろうが、バンド名から、コントもありか、という感じの集団なのかなあ? くらいにしか思っていなかった。
観ていこうかどうしようか迷うくらいだった。
でも、まず、観よう、と決心したのは、マッスルNTTなどズさんのライブ中、私の周囲の席についていた方々が音出しとか始めたからだった。
私はてっきり、近所の人たちかなあ、と思っていたひとたちが楽器を引っ張り出してきたりしだしたので、おやややや? と掴まれたのである。
で、ライブ開始。
これには驚いた。
電子楽器というかサンプリングしてあるぞ音を出したりしているのかわからないが、そのマシンを調整しつつ歌い、メンバーに指示を出している男と、ギター、ベース、ドラムの4人編成で、出てくる音といえば、ポップ、ノイジイ、ロック、ブラック・ミュージック的なノリを感じたりもするリフ、グルーブ、絶叫、などなど、楽器を手にしたらつかまえることができる生かした断片を圧縮してまとめたみたいな曲が続いた。
これは、できるものじゃない。
ポップ・ミュージックのおいしいところを掴み取ってメンバーみんなで圧縮である。
高いテンションが曲の間続く。
これまでというか、古い タイプの曲作りだと、そのテンションの高さは、いわば山場である。
山場を作るためには、低いとこや、例えば急なとこ、なだらかなとこ、道無き道だってつくってあげないと、突然山場だけ現れる曲作りは曲としてどうなんだろう? とも思うし、それで成立しないと考えるのが、多分、これまでのひとの頭である。
70年代終盤に生まれたロンドン・パンクだって、なかなかコード進行の賜物だったりしやしないだろうか?
なんだかおもしろい音の実験場みたいなステージと時間に吸いつかされた。
凶暴なギター音!
タイトなドラム!
地を這うベースライン!
絶叫!
気づけば、こりゃあSTAP細胞は認めるしかない、というライブだった。
帰りしなに、ENERGEN GOLF のCD を買うことにした。
メンバーの花澤さんと話すこともできた。
海外~ 中国や韓国でも彼らのCDは販売されるそうだ。
どちらかといえば、海外向きかもしれない、と思った。
多分、くいつく人たちはいる。
まあ、ENERGISH GOLF がどれだけ有名になろうが、それほどのことがないのだ、ということにしろ、この夜のライブは面白かったし、いい音楽だったことは、わたしにとって確かなことだ。
CDを買って良かった。
浜松にまた来たら、また見に行くかもしれない。
私が近所の人たちか、と思ったルックスもおもしろい。 バンド名は、あえてすんごくかっこ悪いのをつけたとのことだった。 |
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